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お知らせ
2018年10月22日
お知らせ
秋からの喘息症状にご注意を

こんにちは、インター店薬局長 薬剤師の永岡です。

少しずつ寒くなってくるこの時期、皆様元気にお過ごしでしょうか。

 

さて、喘息症状気候性変化という言葉をご存じでしょうか。夏の悪化もあるのですが、秋から冬にかけて特に、喘息症状の悪化を起こす方がいらっしゃいます。このような季節の変化にともなう喘息症状の悪化を、気候性変化と呼びます。当薬局にも喘息関連、咳止めなどの処方せんを持参していらっしゃる方が増えてきてます。では、なぜ気候性変化が起こるのでしょうか。

 

どうやら、アレルギーや寒さなども影響しているようです。

 

秋から増える喘息では、成人でも比較的若く重症度が高い方が多く、夏のダニが死に、死骸になり、それがハウスダストになっているケースや、秋の草、特にブタクサやイネ科の植物など黄色くなっているものが原因の花粉症で症状が悪化しているケース、日中と夜との気温差が大きいことによるケース多いようです。対策としては、ハウスダストにはこまめに掃除や換気を行い場合によっては空気清浄機などを使用して室内環境を整える、花粉は春のスギなどとは違い飛散距離は短いのでなるべく近くに行かないようにする、朝や夕方に花粉は飛びやすいのでその時刻は避ける、マスクなども有効です。気温差は室内と屋外、寒いところ暑いところで、服の着脱をこまめに行い体温の変化をおさえるように心がけてください。

 

冬から増える喘息は、持病で喘息症状がある65歳以上の高齢者の方が多くみられ、冬の冷気吸入による気道の過敏反応、冬の寒さによる風邪による喘息症状の悪化、特にウイルス性の風邪と冬の冷え込みには密接な関係があるといわれています。対策として、冷気がひどい時の外出を控える、とにかく部屋も寒くしないように注意してください。

 

まだまだこれから寒くなる時期、手洗いうがい、インフルエンザの予防接種、上記の疾患などのように疾患別の対策を通して体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

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